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2023 最高到達点【大手町ビル店】

【F-ONE大手町ビル店 川本blog】

 

 

日一日と早まる薄暮のリズムに合わせて、秋冬物のチェックを始めると、ちらほらと出てくる、くたびれ顔のスーツたち。

(愛着があると中々手放せないものです…)

 

 

「どうする?GOする!」

CMのフレーズが、思考への問いとなって返ってくる。

バリトンか…

話を逸らしてみると、今度はテノール…いや、アルトのなかやまきんに君が、道案内をスルーされたカーナビのように、淡々と問いかけてくる。

 

 

新しく仕立てるのか仕立てないのかどっちなんっだいっ!パワー!ハッ!

 

 

秤は一方へ傾いている。

 

 

手放そう、そして新しく仕立てよう。。。

 

 

IMG_1980

 

 

「おぉ、いいですね」

 

感動詞が、セカオワが住むタイトルのメロディーに合わせて踊り出す。

(セカオワ縛りでやってみます)

 

 

 

今回のポイントは衿。

 

 

衿巾はバランス良く、肩巾に対して自然に見えるように…

 

そんな、やんわりと統治していたルールよりも1.5センチくらい広めのこちらは9.5センチ巾。

 

 

これぞ、「モダンクラシック」の極致。

 

 

IMG_1985

 

 

 

個人的には、エディスリマンのディオール・オムに魅了されて始まったテーラードジャケットの耽美的な衿巾も、5.5センチさんや8.0センチさんを経て、とうとう9.5センチさんまで来ましたか…と感慨深くなります。

 

 

もし、耽美的代表の衿巾による鼎談が行われた際は、そのどれもが最高だったよと手を繋ぎ合うことでしょう。

 

 

脳内では「Dragon Night」が流れております。

 

 

image1

 

 

とは言いつつも、字面では伝わりづらい曖昧で繊細で不明瞭なスーツですが、仕立てた一着一着が点となり、点と点を繋いで、線となっていく過程は面白いですよ。

 

 

 

最後は「Habit」の、変顔カマキリポーズであらびきポークでも食べながら優しい人風に、もう少し言葉を紡ぎます。

 

 

 

IMG_1982

 

 

くたびれ顔の5.5センチさんが隣で横たわっております。

 

 

ベランダから見える日没後の恒星に照らされながら、減法混色によって黒くなった空へと導かれるように、鬼籍へと入って…

 

 

あ、少々お待ち。

 

最後の儀式を忘れておりました。

 

ボタンは再利用出来ますので、取り外しておきましょう。

 

多分、その方がいいでしょう。

きっと、その方がいいでしょう。

 

 

ご利用時はご相談下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

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